【婚約破棄なった女性が主人公】小説の共感したフレーズまとめ
こんにちは!香織です
私は27歳の時に2年間付き合った彼と婚約破棄になりました
で、現実逃避をかねていろんな小説を読んでいたのですが、その中で特に心に刺さりまくった1冊の小説があったので紹介します!
私自身もTwitterやブログを通して、婚約破棄になった時の状況や気持ちを発信してきましたが、やっぱり
プロの小説家の文章はすごい
って改めて思いました笑
とにかく言葉や表現が綺麗だし、心に刺さる!
今回はこの小説を読みながら私がものすご~く共感したフレーズをピックアップしたものをつらつらと紹介していきます(わりと長いよ!)
- 婚約破棄になって(彼と別れて)落ち込んでいる人
- 今はツラいけど早く立ち直りたい人
- ほっこりするようなお話が読みたい人
私の感想も一緒に書いているので何かの参考になれば幸いです
婚約破棄になった女の子が主人公の小説ってどんなの?
まず初めに小説を簡単に紹介します
『太陽のパスタ、豆のスープ』宮下 奈都
この小説は、主人公の女の子が婚約者から突然
結婚はなかったことにして欲しい。
と言われるシーンから始まります
結婚式場も予約してたので、私とまったく同じパターンです!
で、女の子はものすごくショックを受けるんですけど、いつまでもずっとクヨクヨはしてないんですよね
自分自身を振り返りながら「自分のやりたいことリスト」を作って、少しずつこなしていきながら少しずつ前を向き始めるって話です
ページが進む度に、主人公がどんどん元気になっていく様子がすごく勇気づけられた小説でした
読むだけで終わらない!
つい書き出してしまうレベル
それでは心に響いたフレーズを紹介していきます!
小説からの引用は「”」のBOXで囲んでいますので、その部分だけ読んでもらっても十分に楽しめます!
何か一つでも読者さまの心に響く言葉があれば嬉しいです!
【共感ポイント①】婚約破棄になった時の気持ちの表現がレベチ
婚約破棄なった気持ちは婚約破棄になった人しかわからないと思います
(作者の方の実話かどうかはわかりませんが…)
私はこれだけ複雑な感情を文章で言い表せなかったので、読んでいて止まらなくなりました
恋愛で傷ついた経験がある方にはグッとくる言葉があると思います
笑って話せているからって大丈夫だとは限らない
そう笑って話すことのできる自分自分で驚いている。
でももちろん大丈夫なんかじゃない。
わかる、わかります!
何か思たよりも冷静に「普通」な感じで話してしまうんですよね
でも全然大丈夫じゃない
というか、大丈夫か大丈夫じゃないのか自分での判断基準がわからないんです
でも、
「笑って話せている」=「大丈夫」じゃない
ということだけは確かです
家族や友達と喋ったり、旅行先で美味しい物を食べたりしながら少しずつ回復していったのを覚えています
婚約破棄になったくらいじゃこの世界は終わらん
この世の終わりにみたいに思ったけど、1週間たってもちゃんとこの世は続いていた。
そ~~なんですよね〜
終わらないんですよね〜
一時は本気でこの世が終わったと思いましたが…
こんなツラい経験をしても明日がきたら、会社に行かないといけないし、泣いていたらお腹も減る…
30歳手前で婚約者を失って、またゼロからのスタートなんて人生オワタ
なんて思いましたが、今はなんやかんや幸せに暮らせています
別れたくらいで「この世の終わり」なんて思わないで~
そんなに結婚したくないならプロポーズしないでくれ〜
式場の予約なんて関係ない
面子やキャンセル料のことなどどうでもいいと思えるほど、彼は私との婚約を解消したいということなのだ
ほんま勘弁して欲しいですよ!!
それだけ結婚したくないならもっと早く言ってくれたらいいのに…
というより、そんなに結婚したくないならプロポーズしないで欲しいです
どんだけ私と結婚したくないねん!
婚約破棄された時の感情って言語化ムズい
怒りとか、悲しみとか、そんな鮮やかな感情ではなかった。
ただ、驚きと戸惑いと、それから恐怖に近いような感情がぐちゃぐちゃに混じって塊になりそれが喉から転がり出て弾けそうだった
まさにこんな感情です
めっちゃわかる~~
単純な1つの感情じゃないんですよね!
何個かの感情のミックスなのです
「喉から転がり出て弾ける」はすごく文学的な表現ですが、ひと言でいうと胃がひっくり返って吐きそうな感じです
婚約破棄された女は別にカッコ悪くない
今、世界が切り替わった。
これで私は結婚をドタキャンされた格好悪い女だ。
これからの人生はそういう女の人生になる。
これは言語化されるとキツイです…
確かに「格好悪い女」かもしれないけど、ここからどう持ち直すか!が大切ですよね
- ずっとウジウジして自分を責め続けるのか
- 思いっきり泣いて、その後再スタートするのか
私は後者でありたいなって思います!
自分で自分を「婚約破棄された女」としてカテゴライズしたくないからです
もっと不真面目な人はいっぱいおるのに、なんで私が?
まじめに働き、真面目にお金を溜め、まじめに一人の人と付き合って、そして今、奈落の底にいる
そうなんですよね…
まじめに生きてきたのに、なんで?なんで?なんでなんだよおおおおおおお
って…
もっと不真面目な女性だっているのに、浮気もしないのに(モテないからできない笑)
何で私が?って
何か悪いことしましたか?
って
「私の何がダメだったのだろう?」って今でもどうしても考えてしまいます
今では心から「自分は悪くない、しいて言うならば彼を選んだ自分が悪い」くらいには割り切れて考えれています
【共感ポイント②】婚約破棄になった後の自分自身との向き合い方
婚約破棄になった後はなるべくリラックスして過ごして、自分と向き合う時間を多く取っていました
この小説でも婚約破棄の傷から立ち直っていく過程で「自分自身と向き合う」ことの大切さについても書かれていました
すごくきれいな言葉が多かったのでいくつか心に残ったものを紹介します
もっと自分にも周りの人にも興味を持ちたい
いろんな感情が私の中にも、そして隣にいる誰かの中にも潜んでいるのだ。
それを知っただけでも失恋の価値はあるってもんじゃないないか
私も改めて自分の中の感情について考えるきっかけになったフレーズです
日常生活ではどうしても「感情」についてわざわざ考える機会って少ないと思います
毎日忙しいもんね
ましてや他人の感情になんて興味も示さないかも…
自分にももっと興味を持ちたくなる言葉
もっと質問しよう。
ちゃんと知ろう。自分のこと。
何に興味があって、何がやりたいのか。
どんな綺麗が欲しいのか。
私にたくさん質問して、たくさん答えよう。
このフレーズ読んだ時、すごいワクワクしてきました!
「自分」のことをもっと知って、自分が何がしたいのか考え直すきっかけを与えてくれた気がします
結婚=生活の全てになっていたのかも
彼が去り、結婚がなくなっただけなのに、何もかもなくした気分になった。
だけど、なくしたわけでもない。
初めから何も持っていなかったのだ。
刺さるわ~~
私は彼と結婚できるってなって、「結婚しないといけない」っていうプレッシャーからも解放されたのも嬉しかったんですよね
今思うと、新生活への希望やワクワクを考えてある意味「思考停止状態」だったのかもしれません
そして期待が大きい分、婚約破棄になって「すべて失った!」っていう喪失感による反動ダメージは大きかったです
でも人は死ぬときは何も持っていけないし、「初めから何も持っていなかった」と思うことで救われることもありますね
何も持ってないからこその自由がある
婚約者も結婚生活もすべて一気になくなるのキツいって、マジで
彼がいなくなったみてよくわかった
並んで歩くはずの人が消えるということは、並んで歩いていくはずの道も消えるということだ
結婚するってなったら当然、彼との新生活を妄想しますよね~
- どんな家でどんな家具を置こうかな?
- 年に1回は二人で旅行にいきたいね~
- 子供はどっちに似るのかな?
ある日こんな楽しみがすべて爆発しました
はい、すべて実現不可です
私は彼との結婚によって作られているんじゃない!
私自身は何も変わっていない。
その事実から始めた方がいい。
心にひびく~~~
彼と婚約破棄になったからって、「私は私」
何にも変わってないって思えました
結婚式を初め、彼との結婚に対して良くも悪くも大きなエネルギーを使うので、結婚することが私の大部分を占めていたと思います
でもそれはただの錯覚だったと思います
「私は私、何も変わっていない」
自分にもっと自信を持とう
もうずっと自分に自信を持てないでいる。
何かで一番になるとか、目立つとかいったことが全然なかった
勉強も運動も容姿も並だ。
可愛がられて育った子はすでに自信を持っている
私はここにいていいって無条件で思っていられるのは自信があるから
「自己肯定感が高い・低い」によって生きやすさってすごく左右されると思います
特に恋愛だと、自己肯定感の高い子の方が自信いっぱいですごく楽しそうに恋しているイメージですね
私の高校の時の同級生でまさにそんな子がいましたけど、男性が放っておかないタイプで彼氏がいない時なんてなかったです
小さい頃に両親から受けた愛情によって「私はここにいていい」って無条件に思えるようになるみたいですね
でも今はもう大人だから自分で自分の居場所を作っていかないとなって思いました
いつまでもうじうじしたくないし、自信の無さを言い訳にしたくないなって思います
やりたいことリストって結局なんのために作るの?
やりたいことリストって破断から立ち直るためだけのリストなのだろうか。
それってむなしい。
もっとこれからの私を末長く支えるようなリストにしたい
「やりたいことリスト」って自己啓発本にもよく書かれていますよね
- よく目につくところに貼っておくといい
- 目標を書くことで脳が目標に向かって情報を勝手に集めだす
私も婚約破棄になって一番に「やりたいことリスト」を作りました笑
でも「婚約破棄の傷から立ち直る」ことを目的というよりはむしろ、「自分が幸せになるための過程」くらいに考えたいなって思いました
ぜったいに幸せになってやるぜ
私の生活に彼はもういない
彼は私が綺麗でなかったから離れていったのではないと思う。
綺麗になることと彼は関係がない。
彼はもう何にも関係ない。
「彼中心」に考えるのはやめようと思った言葉です
もう彼は私の生活に一切関係はないです
バッサリと彼を自分の世界から切り離してもいいんだって思えました
彼は死んだって思うくらいが気持ちラク
【共感ポイント③】婚約破棄の傷から復活へ向かう様子
小説の中で主人公がどんどん前向きになっていく様子が書かれています
主人公にひとめぼれした!っていう男の子が現れたり…!
次は私の番かしら♡?
ワクワクするフレーズばかり集めてみました!
見た目が綺麗になれば勝手に気持ちも上がってくるもんよね
いちばんかっこいい服に着替え、靴を履く。
やりたいことをやろう。
どんな髪型にしてくれてもかまわない、
とにかく髪を切ろう。
このフレーズすごく好き
美容室で綺麗に髪を整えてもらって、お気に入りの服や靴を履いて出かけるだけで、気分が上がります
普段なら帰るけど、「せっかくおしゃれしてきたし、お茶でもしようかなって」なったり
その積み重ねでさらに素敵な大人の女性になっていきたいなって思います
婚約破棄になって人生リセットできた
これまでの私とはまるで別人のようだと思う。
そしてちょっと嬉しい。
別人になった私。
これからの私は新しい私だ。
前を向いていよう。
これは読んでいてすごくワクワクしたフレーズです
婚約破棄になってからは「別人になった」っていうと大袈裟かもしれませんが、間違いなく新しい人生に「かちっと」切り替わったと思います
婚約破棄になっていったんリセットされた感じ
「新しい自分」になったんなら過去なんて関係ないです
自分の好きなものをとことん追求していこう
これから色んな道を切り拓いていける。
どこをどう進んでもいい。
好きな方へずんずん歩いて行っていいのだ。
これからの生活で何をしていくかは全部自分しだいだなって思えた言葉です
私はつい他人や周りの目を気にして「褒められそうなこと」に注目してしまいがちでした
でも自分軸で自分の人生を決めていかないといつまで経っても満足度や幸福度の低い生活になっちゃんだなって思います
「自分の好き」にもっと注目したい
食べるってめっちゃ大事
「毎日のご飯があなたを助ける」と母は言った
これは毎日のご飯が私の体を構成しているという意味ではなく、毎日ご飯を作ることで暮らしがまわっていく、そういう意味だったのかもしれない
「食べる」=「生きる」っていう意味ですよね
忙しくてスマホ見ながら何となく食事することも多いので、「食べる」っていう行為をもっと大事にしていきたいなって思いました
「暮らしが回っていく」って何かエモい
ご飯を作ったり、お風呂を掃除したり、ゴミを出したり、宅配便の不在配達を受け取ったり、細々としたことをひとつずつこなして自分で自分の生活をまわしていく。
そういう手数が私には必要だった
「自分で自分の生活をまわしていく」ってすごく好きな言葉です
そういった日常の積み重ねで人生が決まっていくのだなった改めて思いました
【おわりに】パワーワード満載やった~~!
長々と書いてしまいました
最後までお読みいただきありがとうございました!
小説を読み進めながらフレーズを書き出したなんて初めてでした
それだけ今の私に刺さる言葉がすごく多かったのだと思います
婚約破棄までとはいかずとも、何か会社で嫌なことがあった、彼から返信こなくてイライラする~とか
何かおもろいことないかな~
ってちょっと心が弱っている時におすすめできる本です
読み終わったら心がちょっとぽわっと温かくなっていると思うのでぜひ読んでみてくださいね